折田 真一
後悔しないために今!父の話を聴こう
「聴く」の復権!大切な人のストーリーに光を!
知的冒険の旅
小さい頃から父は「怖くて、近寄り難い存在」でした。3年前に父は亡くなりましたが、手元には「父の手記」が残りました。この日誌はcampusノートに手書きで100枚の原稿!とっても丁寧できれいな字です。幼少期の記憶が実に鮮明で驚きながら読み進めました。手記は今まで父と確執のあった姉の心を溶かし、また、過去に想像だにできなかった父の「人間臭くて弱さも備えた」姿を知ることができました。そしてその手記は家族の心を一つにしてくれたのです。父の遺体に触れながら、心の底から愛しい気持ちをみんなで共有できました。今の80代以上の方は大戦を生き抜いた世代!その一人一人がもつストーリーは想像もできない出来事で埋め尽くされています。その貴重なストーリーを「聴く」のはまさに今!気づいた時が時ですし、気づいた人がその役割を担うことになります。亡くなった後で後悔することなく、今、父の話をきいてください。大切な人の話を聴いてください。隠れたストーリーに光を当てて、未来に活かしていきましょう。