『いのちはみんなひとつずつ』 小児科医50年のつぶやき
小さな命に、ただまっすぐ向き合いたい。
子どもたちが教えてくれた、医療の本質とは。小児科医として多くの命と向き合ってきた著者が綴る、現場の希望と葛藤、そして「寄り添うこと」の大切さ。
すべての医療者・保育者に贈る、これからの指針となる一冊。子どもたちと歩んだ50年の記録。
子どもが好きで小児科医になった。県外転勤命令に逆らわず赴任し、小児救急病院で25年、昔のひどい発作の頻発する喘息病棟を担当、急流に翻弄される木の葉のような悩殺の日々、その泥沼からようやくはい出せたのは15年も経ってから。
その後ふと思いつき...